愛してるじゃなくて好きだと言って
ミノムシから布団を剥ぎとって、二人寝るには狭いベッドに横になり、抱き枕のようにサクを抱き締めた。
アルコールと混ざって彼女の甘い柔らかな匂いがほんのりする。
週に一度は一緒に過ごし、こうやって抱き合って眠ることもあるがけして付き合ってなどいない。
引っ付いて眠るだけ。
それを一般的に、ソフレ、添い寝フレンドとか言うらしいがそんないかがわしい関係じゃない。
色っぽい関係を望んでいるのかもよく分からない。
サクは常に俺の手の届く範囲で、高嶺の花であってほしいのだ。
彼氏がいたって構わない。
サクの優先順位で俺が勝っていたらそれでいい。
彼氏彼女という、いつか終わる関係なんて恐ろしい。
でも、もしも、愛してるじゃなくて他の言葉をくれるなら。
俺は…