熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
画面に指をスライドさせる仕草で、優月に連絡をしようとしているのがわかった。
「っ……ダメです、進藤さん! 優月には知らせないで!!」
進藤さんの行動を先読みした私は、反射的にそう叫んで、彼の手を両手で掴んで止めていた。
止められた進藤さんは戸惑ったように、「え?」と短く聞き返してくる。
「私が悪いんです。私が冷静になれなくて、カッとしちゃったから。私がマリーさんに怪我させちゃったから……!」
「へ? マリーさん?」
「ゆ、優月が今までどんな人と付き合ってたかなんて、気にしなくていいのに。気にしたこともなかったのに。……なのに私、彼女の一言一言がいちいち気に障って、イライラして」
「……綾乃ちゃん?」
「怪我して、今夜の便で帰れなくなっちゃったから。優月が家に部屋を準備してくれたのだって、私のしでかした失態の責任をとってくれたんだって、わかってるのに。私、私……」
進藤さんに言葉を挟ませる隙も与えず、私はただ早口で捲し立てた。
そのうち自分の勢いについていけなくなり、言葉を詰まらせながら俯く。
私のテンションに唖然として、目も口も丸くしている進藤さんの前で、再び込み上げてくる涙をのみ込もうと、私は一度大きく鼻を啜った。
「っ……ダメです、進藤さん! 優月には知らせないで!!」
進藤さんの行動を先読みした私は、反射的にそう叫んで、彼の手を両手で掴んで止めていた。
止められた進藤さんは戸惑ったように、「え?」と短く聞き返してくる。
「私が悪いんです。私が冷静になれなくて、カッとしちゃったから。私がマリーさんに怪我させちゃったから……!」
「へ? マリーさん?」
「ゆ、優月が今までどんな人と付き合ってたかなんて、気にしなくていいのに。気にしたこともなかったのに。……なのに私、彼女の一言一言がいちいち気に障って、イライラして」
「……綾乃ちゃん?」
「怪我して、今夜の便で帰れなくなっちゃったから。優月が家に部屋を準備してくれたのだって、私のしでかした失態の責任をとってくれたんだって、わかってるのに。私、私……」
進藤さんに言葉を挟ませる隙も与えず、私はただ早口で捲し立てた。
そのうち自分の勢いについていけなくなり、言葉を詰まらせながら俯く。
私のテンションに唖然として、目も口も丸くしている進藤さんの前で、再び込み上げてくる涙をのみ込もうと、私は一度大きく鼻を啜った。