熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
「多分。ついでに、相当エロい顔」


優月は諦めたように素っ気ない返事をしてくれるけれど、それがまた私の妄想を煽る。


「見たい」

「だから、ダメだって」

「……私にも、欲情した?」


今度は、直球で聞いてみた。
私の頭上から、小さな溜め息が降ってくる。


「してるよ。俺の『理性』、とっくに崩壊してること、忘れるな」

「っ……」


その言葉に鷲掴みにされて、胸がきゅうんと疼いた。
ドキドキと激しく高鳴り始めて、私は優月の胸に顔を擦りつけるように埋めた。


なんだろう……。
すごく嬉しい。
高鳴る鼓動で胸が壊れそうだ。


優月の背中に手を回し、私のせいで湿った白いシャツを握り締める。


知らない感情。
未知の感覚。
淡く甘酸っぱい感情が込み上げてくる。


優月が教えてくれた、初めての時より深いキスは、とても熱くて甘く、身も心も、頭の中まで蕩けてしまったみたいだった。
今までのようにただ大事にするだけなら、きっと優月はこんなキスを私にしてくれなかっただろう。
だからこそ、顔を見せてくれない優月が、私をとても愛してくれていることを感じる。


そこに、『妹』じゃなく女として愛される喜びを見つけた、その時――。
私の中の未熟な恋の芽が、急速に育ち始めた。
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