熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
私と優月の恋はまだ始まったばかりで、恋の炎が燃え上がる一歩手前、長い前夜が続いているような状態だ。
走り出した途端寸断されて燻ってるような感覚で、ただただ恋しさが募る。
次に優月に会うまでの日々は長くて、焦らされる。
たったの一年とわかっていても、一日一日がとても長くて……。
「逢いたい、なあ……」
ネオンが輝く空にそんな言葉を消え入らせて、私はアパートメントの門を開けた。
「Hi! アヤノ」と元気な管理人さんに迎えられて、私もとりあえず笑顔を返す。
彼女が何か声をかけてくるのを背中で聞きながら、私は部屋に続く階段を上がった。
私の部屋は、このアパートメントの三階。
単身の住人が多いこの建物は、いつもよりひっそりしている。
みんなクリスマスを祝う為に外出しているんだろう。
疲れたな~と、つい日本語の独り言が漏れる。
せっかくだ、今日はとっておきのワインを片手に酔い潰れてしまおう、と心に決めながら階段を上り切った。
大きな息を吐き、廊下に足を踏み入れて。
「……っ!!」
私は思わず息をのんで、その場に立ち尽くした。
私の気配に気付いたのか、ドアの横の壁に背を預けていた長身の男性……優月が、ゆっくりとこちらに顔を向ける。
片手に大きなバラの花束。
小脇にカバンを抱えた彼が、私に気付いてニッコリと笑う。
「お帰り、綾乃。メリークリスマス」
「っ、優月、どうして……!?」
走り出した途端寸断されて燻ってるような感覚で、ただただ恋しさが募る。
次に優月に会うまでの日々は長くて、焦らされる。
たったの一年とわかっていても、一日一日がとても長くて……。
「逢いたい、なあ……」
ネオンが輝く空にそんな言葉を消え入らせて、私はアパートメントの門を開けた。
「Hi! アヤノ」と元気な管理人さんに迎えられて、私もとりあえず笑顔を返す。
彼女が何か声をかけてくるのを背中で聞きながら、私は部屋に続く階段を上がった。
私の部屋は、このアパートメントの三階。
単身の住人が多いこの建物は、いつもよりひっそりしている。
みんなクリスマスを祝う為に外出しているんだろう。
疲れたな~と、つい日本語の独り言が漏れる。
せっかくだ、今日はとっておきのワインを片手に酔い潰れてしまおう、と心に決めながら階段を上り切った。
大きな息を吐き、廊下に足を踏み入れて。
「……っ!!」
私は思わず息をのんで、その場に立ち尽くした。
私の気配に気付いたのか、ドアの横の壁に背を預けていた長身の男性……優月が、ゆっくりとこちらに顔を向ける。
片手に大きなバラの花束。
小脇にカバンを抱えた彼が、私に気付いてニッコリと笑う。
「お帰り、綾乃。メリークリスマス」
「っ、優月、どうして……!?」