熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
「ど、どうしたの? 優月」
先に足を踏み入れた優月を追って、私も自室に入った。
後ろ手にドアを閉めながら、彼の背中に問いかける。
「月曜日だって? なんで今日まで言わなかった?」
優月は部屋の真ん中まで進んでから、クルッと私を振り返った。
全身から漂うわかりやすい不機嫌に戸惑い、私はそれ以上中に足を踏み出せない。
「あ……。進藤さん、なんて?」
いつになく険しい優月に、私は質問を重ねた。
優月はその感情を抑えるかのように、セットの乱れた前髪を邪魔そうに掻き上げる。
「『俺、綾乃ちゃんの恋の相手に立候補したから』って」
「っ……えっと……」
「昨日も今日も、俺は綾乃といつも通り顔合わせて仕事してたよな。なのに、なんで言わないんだよ」
優月の声に険しさが滲み始める。
私は完全に尻込みして、口ごもって黙り込んだ。
「いきなり進藤から宣言されて、驚くしかなかった。おかげで進藤に何言われても、言い返すこともままならなかった」
「ご、ごめんなさい。でも、優月には関係ないから……」
「関係ない? おい、本気で言ってんのか」
普段滅多に声を荒らげることのない優月の怒声に、私はビクッと身体を竦ませた。
「お前と進藤って……関係ないわけないだろ!」
優月は私が怯えているのも気にせず、私の方に大股で歩み寄ってくる。
先に足を踏み入れた優月を追って、私も自室に入った。
後ろ手にドアを閉めながら、彼の背中に問いかける。
「月曜日だって? なんで今日まで言わなかった?」
優月は部屋の真ん中まで進んでから、クルッと私を振り返った。
全身から漂うわかりやすい不機嫌に戸惑い、私はそれ以上中に足を踏み出せない。
「あ……。進藤さん、なんて?」
いつになく険しい優月に、私は質問を重ねた。
優月はその感情を抑えるかのように、セットの乱れた前髪を邪魔そうに掻き上げる。
「『俺、綾乃ちゃんの恋の相手に立候補したから』って」
「っ……えっと……」
「昨日も今日も、俺は綾乃といつも通り顔合わせて仕事してたよな。なのに、なんで言わないんだよ」
優月の声に険しさが滲み始める。
私は完全に尻込みして、口ごもって黙り込んだ。
「いきなり進藤から宣言されて、驚くしかなかった。おかげで進藤に何言われても、言い返すこともままならなかった」
「ご、ごめんなさい。でも、優月には関係ないから……」
「関係ない? おい、本気で言ってんのか」
普段滅多に声を荒らげることのない優月の怒声に、私はビクッと身体を竦ませた。
「お前と進藤って……関係ないわけないだろ!」
優月は私が怯えているのも気にせず、私の方に大股で歩み寄ってくる。