熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
『一緒に想像しろ』と言った優月の頭の中では、どんな妄想が繰り広げられているんだろう。
私はそこを想像して、カッと頬を赤らめた。


「あ~……もう俺にも無理だ。進藤に抱かれる綾乃とか、絶対想像したくねー……」

「~~優月! 本当にやめてってば!!」


激しく騒ぎ出す鼓動を意識して胸に手を当てながら、私は声を振り絞って優月を遮った。


「か、勝手に変な想像しないで! 信じらんない、変態!!」


心臓がドッドッとすごい勢いで打ち鳴っている。
血が巡って、頬が熱い。
私は顔が真っ赤なのを自覚しながら、頬を膨らませて怒鳴った。


なのに優月は、あんなすごいことを言っておきながら、妙に冷めた瞳を私に向ける。


「進藤が綾乃にしたがってることだよ。わかるだろ。って、お前はそういうの全然考えないで、恋する気でいたのか?」

「そ、それはっ……! 恋人同士になったらすることくらい、私だってわかって……。と、とにかく、優月が想像するのやめてよ!」


あまりの恥ずかしさに、私は声を上擦らせながらプイッと大きく顔を背けた。


今まで優月との間で、絶対に挙がることのなかった話題だ。
それだけでもむず痒い気分になるというのに、優月に想像されるなんて堪ったもんじゃない。
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