熱情求婚~御曹司の庇護欲がとまらない~
その後――。
もともとは私と進藤さんの約束だったのに、気付いたら優月と進藤さん二人の間で会話が弾んでいた。
なんだかんだ言っても、昔から二人は仲がいい。
長年の親友の前にいる優月は、『社長』でも『穂積グループの総領息子』でもなく、進藤さんと同級生の等身大の男の人でしかない。
この三人で集まったことは、今までも何度かあった。
今日はいつも以上に進藤さんが場を盛り上げようとしていたせいか、優月も彼のテンションに引き摺られていった。
中学生の頃とか高校生の頃とか、思い出話に花を咲かせる二人を眺めているだけで、私も十分楽しい。
初耳の話題もあったりしてお酒も進み、ウキウキと胸を弾ませた。
飲み始めて二時間ほどして、優月がトイレに立った時には、二人は日本酒にシフトしていた。
週末金曜日の居酒屋は、満席でフル回転状態なのか、店員さんも忙しそうだ。
手が回らないのか、テーブルにはすごい数の空のグラスが並んでいる。
途中から聞き役に回った私は、甘めのカクテルをチビチビ飲んでいたけれど、男二人はかなりのハイペースだった。
気付くと、テーブルの向こう側で、進藤さんがうつらうつらと舟を漕いでいる。
お座敷を出て行く優月を、『行ってらっしゃ~い』とご機嫌で見送っていたはずなのに、今は壁に背を預け、完全にうたた寝モードに突入している。
もともとは私と進藤さんの約束だったのに、気付いたら優月と進藤さん二人の間で会話が弾んでいた。
なんだかんだ言っても、昔から二人は仲がいい。
長年の親友の前にいる優月は、『社長』でも『穂積グループの総領息子』でもなく、進藤さんと同級生の等身大の男の人でしかない。
この三人で集まったことは、今までも何度かあった。
今日はいつも以上に進藤さんが場を盛り上げようとしていたせいか、優月も彼のテンションに引き摺られていった。
中学生の頃とか高校生の頃とか、思い出話に花を咲かせる二人を眺めているだけで、私も十分楽しい。
初耳の話題もあったりしてお酒も進み、ウキウキと胸を弾ませた。
飲み始めて二時間ほどして、優月がトイレに立った時には、二人は日本酒にシフトしていた。
週末金曜日の居酒屋は、満席でフル回転状態なのか、店員さんも忙しそうだ。
手が回らないのか、テーブルにはすごい数の空のグラスが並んでいる。
途中から聞き役に回った私は、甘めのカクテルをチビチビ飲んでいたけれど、男二人はかなりのハイペースだった。
気付くと、テーブルの向こう側で、進藤さんがうつらうつらと舟を漕いでいる。
お座敷を出て行く優月を、『行ってらっしゃ~い』とご機嫌で見送っていたはずなのに、今は壁に背を預け、完全にうたた寝モードに突入している。