大好きだった先生は今日も私を起こす

「今メモできる?」










どこにも先生はいない



片付けしている教室もわからない





「どこにいるの...」


走り回っていた。






職員室前で待ってよう!



そう思い向かうと





ちょうど先生が現れた。






「な、なんで...」



私を見て驚く先生





「帰ったんじゃ...」



そんなのもう、いいよ、どうでもいいよ





「片付け、いこう」





無言で先生が前を歩く






教室へつくと片付けは終わっていた








「...終わってるやんけ!!」




「遅いんだよ、くるのが」




そう笑う先生。



その笑顔を見るたびに、何度も思う






好きだ...












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