大好きだった先生は今日も私を起こす





抱きしめられたことで満足していた私は
告白をできずに最寄り駅へ向かっていた。






「あ、そういえば、もう一枚の」



そう思い、もう一枚の手紙を見ると




”ハンナへ。
俺が大好きな言葉を送ります
そして、何かつらいことがあったら思い出してください
P.S このチケットを使って幸せになってください”



そう書いてあった。





幸せになってくださいってなによ
ぎゅーまでしておいて
私がだれといたいかなんて知っているくせに狡いよ





「もしもし!!」


すぐ先生に電話をかけてしまった



「なんだよ〜 どうした忘れ物?」


「違う!言い忘れたことがあるの。下駄箱まできて」





というと、先生はすぐ来てくれた。




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