大好きだった先生は今日も私を起こす
「お前は、本当に面白いやつだなぁ」
そう言い、私の言葉をずっと待ってくれた。
「ていうか、寒いだろ、スーツ...」
私の手を触る先生
その手を握り、目を見つめ
「先生、わたしね、先生のこと...
好き...好きだよ、...」
そう言うと先生は、
「ありがとう。よく頑張った!」
そう言いながら私の頭を撫でてくれた。
そして、
「でも、卒業してからすぐだと在学中からじゃないかと疑われてしまうし、お前の仲の良い子もまだ残ってるし。たくさんお出かけは行こう。でも、20歳になるまで、次はお前が待ってろ」
そう言われた。
これが告白の答えに対してイエスなのかわからなかった私はずっとモヤモヤしていた。
うこ達の元へ向かうと、
「なにしてたんだこんな時間まで〜!!」
と、質問ぜめの嵐...
そんな中、携帯が鳴り
”着いたか?”
”話したいことあるからあとで電話する”
先生からだった。
話したいこと...?
もう、私達に話すことって、
なにかあるの?
「もしもし」
「お前...バカか...」
電話を出た先生は泣いていた
「えっ!どうしたの?」
「プレゼントと一緒に入ってる手紙、狡いだろ」
大好きしか書いていない私からの手紙を
先生は宝物だと
泣いてくれた。
「せんせ...」
「あの、俺も、思ってることは同じだよ...」
「それって。」
...
疲れて寝てしまった
でも、
「おはよう」
そう聞こえたのは、大好きな人の声でした。
「また切ってないの」
「切ってないのそっち」
「前もこんなことあったよなぁ」
「あった。眠いって言ってたね」
「俺らにしかわからない理由だったな」
私は、高校を卒業した。
最後の学生生活は、
卒業式は、
最高な1日になりました。