大好きだった先生は今日も私を起こす

二人きりの授業










「先生、暑いね、今日...」





「うん」





...なんか気まずい雰囲気
いつもの先生じゃないなぁ






「ここ」




”第二準備室”









ガチャガチャ




鍵を開ける先生の手にドキドキしたのを鮮明に覚えてる













二人きりでは広い教室、木でできた机と椅、木や材料の香り



そして、





先生の柔軟剤の香りがする教室











「はあ〜疲れた!もう暑すぎだろ〜!愚痴聞いて!」







...ハッ!?笑
この人、なに言ってるの?
ていうか、授業授業〜
なんて思いつつも先生の話に耳を傾けた。










ビビビッ・・!!




その瞬間、体に電流が走った






これが、恋に落ちた日。










運命の、恋に、落ちた日。










先生、この時から、両思いだったんだね。















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