守神様の想い人
守神様とサァラが洞から出ると、ガイルとリジュアが待っていた。
『挨拶しないで途中で抜け出して良かったのかな?』
真面目な顔で話す守神様にガイルが笑った。
「アミルはあのままでいつまで我慢できたんだ?花婿と花嫁が途中で抜けるのは、暗黙の了解ってやつだよ。これも習わしだ。」
そう言って、横にいたリジュアの肩を引き寄せ微笑んだ。
「じゃっ、帰るぞ、リジュア。またな、アミル、サァラ。」
「守神様、サァラ、また近いうちに会おうね。」
リジュアもそう言って、二人は行ってしまった。
ポカーンとしながら二人の背中を見送っていた守神様がハッとしたようにサァラに視線を向ける。
すると、視線を受けたサァラは少し恥ずかしそうにうつむいた。
その様子に納得したように一人うなづくと、守神様はサァラを両腕で抱き上げた。
「キャッ!」
小さく悲鳴をあげるサァラの頬に小さくキスをして、サァラを見つめた。
サァラは真っ赤になって目を合わすこともできないでいる。
『じゃあ、私達も帰ろう。』
守神様が優しくそう言うと、サァラも守神様をみながら「はい。」と、うなづいた。
『今夜は綺麗な三日月だね。もう少し近くで見ようか?』
そんなことを言いながら、守神様はサァラを抱き上げたまま宙を飛んでいた。
あまりの高さに鼓動が早くなるサァラだったが、美しく輝く月に思わず息をのんだ。
「………綺麗。」
しばらく見とれていると視線に気がついた。
守神様が月明かりに照らされるサァラをじっと見つめていたのだ。
『私にはサァラの方がずっと綺麗だ………。』
その視線は優しくも熱く、サァラの内側の熱を上げていく。
サァラも気がつけば守神様を熱く見つめかえし、月に照らされた二人を闇のしじまが包んでいた。
守神様はいつの間にか、いつもの姿にもどっている。
『サァラ、愛してるよ。』
守神様はサァラの唇に優しくキスをした。
「私も………、愛してます。」
サァラがそう言うと、守神様は今度は深くキスをした。
何度も繰り返される熱く深いキスにいつのまにかサァラも自分から答えていた。
「………、んっ………………、」
吐息をこぼしながら切ない声が漏れる。
夢のような心地よさにうっとりして、守神様が唇をはなしたことにもしばらく気がつかなかった。
『守神様………。』
守神様に抱かれながら、優しく見つめる守神様に触れたくて、頬に手を伸ばしたとき、サァラは自分の変化に気づいた。
目に映る自分の手は守神様と同じく光を放ち始めていた。
はじめは月明かりが反射しているのだと思った。
しかし、守神様の瞳がそれは契りの証だと語っていた。
『でもまだ完全じゃない………。』
守神様に月から隠そうとするかのように抱きしめられて瞳を閉じるとサァラは自分が羽になったかのような感覚をおぼえた。
次に目を開けると、見覚えのある守神様のお屋敷の入り口にいた。
開かれた扉を守神様に抱き上げられたままくぐり、奥までつれていかれる。
そして、守神様はサァラを自分の部屋の夜具の上にそっと横たえさせて、傍らに腰かけて手を握った。
『サァラ、もう一度きくけど、私の妻になって、ずっと側にいてくれる?』
憂いを含んだ色気のある瞳に見据えられ、視線を反らせないままサァラはうなづいた。
『もう二度と………、守神様を一人にはしません。』
それを聞いた守神様は切ない様子でサァラに抱きつき、耳元で囁いた。
『後悔しても、もう遅いからね………。』
そして、サァラに口づけた。
月明かりの下で交わしたキスよりも深く潜り込んでくる舌に、息もたえだえになりながら応える。
『ん………、はぁ………ぁ………、守………神………、さ、………、』
思わず名前を呼びながら守神様にしがみつくと、肌と肌の触れあう感覚に鼓動が一段と速まる。
いつの間にか二人とも何も身につけない状態で絡み合っていた。
『あ、あぁ………………っ!』
『………、サァラ………、』
守神様はサァラの全身をキスでなぞっていく。
サァラがたまらず体をよじると、守神様はサァラを両腕で押さえつけながら顔をのぞきこんだ。
もはや虚ろな目のサァラは目尻に涙をうっすらためて守神様を見つめながら、熱い吐息を吐き出した。
『サァラ、契り終えたら、今までの全ての記憶を思い出すと思う………。そうなったら、アミルってよんで………。』
サァラが目を細めてうなづくと、目尻から涙がひとすじこぼれ落ち、守神様は優しく微笑みながら、サァラを抱きしめた。
そして、その夜………、何度も何度も愛し合いながら、サァラはいつからかアミルの名を何度も呼んでいたが、気づいていたのはアミルだけだった。
次の朝、可愛い鳥のさえずりで、うっすらと目を開けたサァラは自分の髪にかかる小さな風にくすぐったさを覚えた。
はっきりしてくる意識のなか、自分がアミルの胸にしっかり抱き留められていることに気がついた。
髪をくすぐっているのはアミルの寝息で、サァラの髪に顔を埋めるように安らかな寝息をたてている。
眠っている間は何ともなかったが、目が覚めるとむずむずしてしまって、サァラはなんとか位置をずらそうと動いてみた。
『んん………、』
アミルが小さくうめいてサァラを更に強く抱きしめた。
ますますかかる息は近くなり、じっとしていられなくなったサァラはアミルの腕の中で体をよじり、アミルに背中を預けるかたちになり、アミルの腕をそっとはずそうとしてみた。
『んん?サァラ………、目が覚めたの?』
後ろから抱きしめながらサァラの首もとに顔を埋めてくるアミルは甘えるように体を擦り寄せてきた。
『あ………。』
そのとたん、サァラは自分の太もも辺りに違和感を覚え、体をもじった。
『フフ………、サァラ、あんまり動かないで………。』
ピタッとはりつくアミルの体温と固さを増していくモノに鼓動を速くしながら、アミルに言われるまま動きを止めた。
『いい子だね………、サァラ。う………ん、でも、もう無理かも………。』
言いながらアミルがサァラの体に巻きつかせた腕に力をこめ、首もとにキスをして、そのまま首筋から肩に唇を這わせた。
ピクンッと敏感に反応するサァラにアミルも一段と固さを増していく。
『あ、あの………、アミル?』
熱を増しながら速まる鼓動に戸惑いながら、アミルから少し離れようと体を動かそうとしたとき、アミルの手がサァラの柔らかな胸のふくらみと、奥まった敏感な部分に伸ばされもてあそび始めた。
『やっ………、ぁあ………、』
肌があわ立ち、ぞくりとした痺れが背中を伝う。
触れられた場所から波のように広がる快感に、夜更けまでしていた行為を思いだし、思わず息があらくなると同時に、アミルの意地悪な手を自分の手で押さえようとした。
すると、アミルは逆にサァラの手を捕まえ、一つ手でサァラの頭の上に押さえつけた。
仰向けに組み敷かれ、両手の自由を奪われたサァラは顔を赤くして身をよじったが、それを見ているアミルは堪えきれないように目を細めて熱い溜め息を吐いた。
それから、サァラの唇をふさぎ、内部を蹂躙していく。
しだいに息を弾ませ乱れていくサァラが可愛いすぎて、どうにも自分を押さえきれなくなる。
『はぁ、あぁっ………、』
淫靡な声をあげるサァラに囁く。
『昨日、あんなにサァラを抱いたのに………、まだ足りない。サァラ………、愛してる。』
すると、サァラは涙が溜まった瞳を薄く開け、かすれた声で甘く囁き返してくれる。
『ううん、私も………。アミル大好き。………愛してる。』
アミルはサァラをかき抱き、この上ない幸せをかみしめた。
『挨拶しないで途中で抜け出して良かったのかな?』
真面目な顔で話す守神様にガイルが笑った。
「アミルはあのままでいつまで我慢できたんだ?花婿と花嫁が途中で抜けるのは、暗黙の了解ってやつだよ。これも習わしだ。」
そう言って、横にいたリジュアの肩を引き寄せ微笑んだ。
「じゃっ、帰るぞ、リジュア。またな、アミル、サァラ。」
「守神様、サァラ、また近いうちに会おうね。」
リジュアもそう言って、二人は行ってしまった。
ポカーンとしながら二人の背中を見送っていた守神様がハッとしたようにサァラに視線を向ける。
すると、視線を受けたサァラは少し恥ずかしそうにうつむいた。
その様子に納得したように一人うなづくと、守神様はサァラを両腕で抱き上げた。
「キャッ!」
小さく悲鳴をあげるサァラの頬に小さくキスをして、サァラを見つめた。
サァラは真っ赤になって目を合わすこともできないでいる。
『じゃあ、私達も帰ろう。』
守神様が優しくそう言うと、サァラも守神様をみながら「はい。」と、うなづいた。
『今夜は綺麗な三日月だね。もう少し近くで見ようか?』
そんなことを言いながら、守神様はサァラを抱き上げたまま宙を飛んでいた。
あまりの高さに鼓動が早くなるサァラだったが、美しく輝く月に思わず息をのんだ。
「………綺麗。」
しばらく見とれていると視線に気がついた。
守神様が月明かりに照らされるサァラをじっと見つめていたのだ。
『私にはサァラの方がずっと綺麗だ………。』
その視線は優しくも熱く、サァラの内側の熱を上げていく。
サァラも気がつけば守神様を熱く見つめかえし、月に照らされた二人を闇のしじまが包んでいた。
守神様はいつの間にか、いつもの姿にもどっている。
『サァラ、愛してるよ。』
守神様はサァラの唇に優しくキスをした。
「私も………、愛してます。」
サァラがそう言うと、守神様は今度は深くキスをした。
何度も繰り返される熱く深いキスにいつのまにかサァラも自分から答えていた。
「………、んっ………………、」
吐息をこぼしながら切ない声が漏れる。
夢のような心地よさにうっとりして、守神様が唇をはなしたことにもしばらく気がつかなかった。
『守神様………。』
守神様に抱かれながら、優しく見つめる守神様に触れたくて、頬に手を伸ばしたとき、サァラは自分の変化に気づいた。
目に映る自分の手は守神様と同じく光を放ち始めていた。
はじめは月明かりが反射しているのだと思った。
しかし、守神様の瞳がそれは契りの証だと語っていた。
『でもまだ完全じゃない………。』
守神様に月から隠そうとするかのように抱きしめられて瞳を閉じるとサァラは自分が羽になったかのような感覚をおぼえた。
次に目を開けると、見覚えのある守神様のお屋敷の入り口にいた。
開かれた扉を守神様に抱き上げられたままくぐり、奥までつれていかれる。
そして、守神様はサァラを自分の部屋の夜具の上にそっと横たえさせて、傍らに腰かけて手を握った。
『サァラ、もう一度きくけど、私の妻になって、ずっと側にいてくれる?』
憂いを含んだ色気のある瞳に見据えられ、視線を反らせないままサァラはうなづいた。
『もう二度と………、守神様を一人にはしません。』
それを聞いた守神様は切ない様子でサァラに抱きつき、耳元で囁いた。
『後悔しても、もう遅いからね………。』
そして、サァラに口づけた。
月明かりの下で交わしたキスよりも深く潜り込んでくる舌に、息もたえだえになりながら応える。
『ん………、はぁ………ぁ………、守………神………、さ、………、』
思わず名前を呼びながら守神様にしがみつくと、肌と肌の触れあう感覚に鼓動が一段と速まる。
いつの間にか二人とも何も身につけない状態で絡み合っていた。
『あ、あぁ………………っ!』
『………、サァラ………、』
守神様はサァラの全身をキスでなぞっていく。
サァラがたまらず体をよじると、守神様はサァラを両腕で押さえつけながら顔をのぞきこんだ。
もはや虚ろな目のサァラは目尻に涙をうっすらためて守神様を見つめながら、熱い吐息を吐き出した。
『サァラ、契り終えたら、今までの全ての記憶を思い出すと思う………。そうなったら、アミルってよんで………。』
サァラが目を細めてうなづくと、目尻から涙がひとすじこぼれ落ち、守神様は優しく微笑みながら、サァラを抱きしめた。
そして、その夜………、何度も何度も愛し合いながら、サァラはいつからかアミルの名を何度も呼んでいたが、気づいていたのはアミルだけだった。
次の朝、可愛い鳥のさえずりで、うっすらと目を開けたサァラは自分の髪にかかる小さな風にくすぐったさを覚えた。
はっきりしてくる意識のなか、自分がアミルの胸にしっかり抱き留められていることに気がついた。
髪をくすぐっているのはアミルの寝息で、サァラの髪に顔を埋めるように安らかな寝息をたてている。
眠っている間は何ともなかったが、目が覚めるとむずむずしてしまって、サァラはなんとか位置をずらそうと動いてみた。
『んん………、』
アミルが小さくうめいてサァラを更に強く抱きしめた。
ますますかかる息は近くなり、じっとしていられなくなったサァラはアミルの腕の中で体をよじり、アミルに背中を預けるかたちになり、アミルの腕をそっとはずそうとしてみた。
『んん?サァラ………、目が覚めたの?』
後ろから抱きしめながらサァラの首もとに顔を埋めてくるアミルは甘えるように体を擦り寄せてきた。
『あ………。』
そのとたん、サァラは自分の太もも辺りに違和感を覚え、体をもじった。
『フフ………、サァラ、あんまり動かないで………。』
ピタッとはりつくアミルの体温と固さを増していくモノに鼓動を速くしながら、アミルに言われるまま動きを止めた。
『いい子だね………、サァラ。う………ん、でも、もう無理かも………。』
言いながらアミルがサァラの体に巻きつかせた腕に力をこめ、首もとにキスをして、そのまま首筋から肩に唇を這わせた。
ピクンッと敏感に反応するサァラにアミルも一段と固さを増していく。
『あ、あの………、アミル?』
熱を増しながら速まる鼓動に戸惑いながら、アミルから少し離れようと体を動かそうとしたとき、アミルの手がサァラの柔らかな胸のふくらみと、奥まった敏感な部分に伸ばされもてあそび始めた。
『やっ………、ぁあ………、』
肌があわ立ち、ぞくりとした痺れが背中を伝う。
触れられた場所から波のように広がる快感に、夜更けまでしていた行為を思いだし、思わず息があらくなると同時に、アミルの意地悪な手を自分の手で押さえようとした。
すると、アミルは逆にサァラの手を捕まえ、一つ手でサァラの頭の上に押さえつけた。
仰向けに組み敷かれ、両手の自由を奪われたサァラは顔を赤くして身をよじったが、それを見ているアミルは堪えきれないように目を細めて熱い溜め息を吐いた。
それから、サァラの唇をふさぎ、内部を蹂躙していく。
しだいに息を弾ませ乱れていくサァラが可愛いすぎて、どうにも自分を押さえきれなくなる。
『はぁ、あぁっ………、』
淫靡な声をあげるサァラに囁く。
『昨日、あんなにサァラを抱いたのに………、まだ足りない。サァラ………、愛してる。』
すると、サァラは涙が溜まった瞳を薄く開け、かすれた声で甘く囁き返してくれる。
『ううん、私も………。アミル大好き。………愛してる。』
アミルはサァラをかき抱き、この上ない幸せをかみしめた。