いつも側で君を感じるから。


「さっきの様子を見てもさ、新もりりに気があると思うんだよね」

「うん!りりにはやたらとスキンシップ多めだよね!?」


2人が背中を押してくれるのは嬉しい。

そう言ってくれると、自信がつくけど……。

告白とかはまだするつもりない。

友達というこの関係を、気まずくなって壊したくないから。

「女子たち飲み物何がイイ?光喜が奢ってくれるってよ」

陽太くんがそう言うと、泉が「マジでー!?気前イイじゃん!」と光喜くんの腕に自分の腕を絡ませていた。

わぁ、なんかいいなぁ…自然にそういうことできるの。

私が急にそんな事したら…変だよね。

想像したけど、やっぱりそんなことできない。

美人だけどサバサバしていて、気さくな泉だからこそ自然にできることなんだろうな。

光喜くんもそんな泉の方を見て嬉しそうに笑っている。

なんか両想いな感じで微笑ましい。

いつ付き合ってもおかしくないよなぁ…。
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