記憶の中のヒツジはオオカミだったようです!
「ん? だって、ヒナ……ヴァージンでしょ?」
さらりと言われた言葉に、雪乃は脱がされそうになっているズボンを押さえた。
「あの日、慌てるヒナの様子で分かったよ。俺が寄ったヒナを抱いたと思って焦ってたでしょ? セックスしたことがあったら、体の違和感で気づくはずだし。ところで、逆にどうして初めてなのに、抱かれてるなんて勘違いしたの? シーツ、汚れてなかったでしょ?」
「え、あの、だって……出血しない子もいるし、痛みも少ない子もいるって聞いたことあったから」
しどろもどろに言うと、朔は油断した雪乃のズボンを完全に脱がしてのしかかってきた。
「可愛いな、ヒナは」
「ちょっと、離れて」
「嫌だよ。離れたらできないだろ」
「なにを?」と問い掛ける間もなく、朔の片手が足の間に差し込まれ、布地の上から誰にも触らせたことのない割れ目を擦る。
「あっ! ま、まって……やぁ」
「ねえ……ヒナも分かってる? 下着が湿るほど濡れてるって」
「そん……なこと、ない」
さわさわと上下に擦られるたび、濡れた感触がすることはわかっている。けれど、素直に認められない。