ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
悔しい。




俺の挑発じみた発言なんてたいして気にも止めてない。




笑ってかわせる大人の余裕が悔しい。




俺にはないその余裕さが悔しくて仕方ない。






ガキの様な俺の発言にどうしてあんな笑みを浮かべられる?





そんなの簡単に答えは出る。





部長には絶対の自信があるんだ。





俺なんかに由宇さんを奪えるわけがない。



由宇さんが自分を好きだという絶対の自信が部長にあるから。




だから俺の言ったことなんて蚊に刺されるよりもたいしたことないって思ってる。





この時はきっとそうなんだって思っていた。





その思い違いに気付くのは次の日の昼。






俺の部長に言った悔し紛れの発言が自分の首を絞めるものになるなんて、気付くわけもなかった。






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