零度の華 Ⅱ
あたしは拳銃を持っている腕をダラリと下ろして、危険を伴うことを恐れずに武器を構えている敵兵の中へ飛び込んでいく
構えた敵に容赦なく引金を引き、弾が無くなれば素早く補充をする
右手、左手へと拳銃を持ち替えて、視界が狭い中的確に急所を撃ち抜く
ENFER(アンフェール)が開発した拳銃は威力を十分に発揮し、一度引金を引けば2人も死に至らせる
まさに破壊を目的とする為だけに開発されたものだ
何が目的で何のために拳銃(これ)が作られたのか知らないが、これだけの威力のある銃を大量に生産すれば、国崩しなんて容易いことだろうな
敵地で命を狙われているのにも関わらず、敵に集中しないで拳銃の事を考えてるあたしは呑気なものだ、と自分自身でも感じていた