零度の華 Ⅱ
面を被っているせいで2人には表情は見えないが、余裕であることは見て取れる
ジェットは銃口を向けるも撃とうとはしない
お互い何も言葉を発することなく1分経つ
『......撃てよ』
痺れを切らしたのはあたしの方だった
構えるだけで撃とうとしないジェットは顔を歪ませ、チラッとライトを見る
ライトに何か言われているのか?
あたしの視線はライトに向く
『お前達が来ないのなら、俺から行くぞ』
腰を上げるとジェットの身体に力が入ったのが分かる
「零(ゼロ)」
今までに聞いたことがない、低くて威圧した声を出したライト
それにジェットは肩を跳ねさせた