零度の華 Ⅱ
ジェットからあたしへと向き直したライトの顔は般若といってもいい
だが、その怒りは荒々しくなく静かに冷たく向けられる
「零(ゼロ)。お前の相手は僕だぞ」
『俺はENFER(アンフェール)という組織を潰しにきたんだ。お前1人を相手にしているわけではないぞ』
怒りはさらに増したように思える
その怒りに満ちた表情、いつ見てもいい顔だ
『お前達が殺られるか、俺が殺られるか......。どっちだろうな』
あたしの言葉を聞かずに向かってくるライトは冷静さに欠けている
日本刀を振る姿は其処ら辺の殺し屋に比べて、綺麗であり確実に急所を狙ってきているが、どこか荒々しい