零度の華 Ⅱ


いつもなら、しなやかである刀捌きが横暴に見える



『いつもの冷静さはどこにいった?』



予測しやすい動きなため避けながらライトに問うも、答えは返ってこない

呆れて何も言えないあたしは避けながら銃を構え、ライトの肩へと撃つ



肩を撃たれたライトは痛みのせいで刀を振れず、それどころか支えとして刀を地へと突き刺す




その間にあたしは、ライトと距離を詰め寄る




『情けない、といより哀れだな』



必然的にライトを見下す形となり、ライトは見上げながら睨んでくる

あたしはライトの眉間を狙って銃口を向ける



「ボス!!」


『安心しろ。ライトの次はお前だ。すぐに後を追える』



ジェットの方を見向きもせずに言う

ライトとあたしはどちらも目を逸らすことはない


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