零度の華 Ⅱ



馬鹿馬鹿しい


くだらない


とんだ茶番に付き合わせられたということか


あたしは、最後にジェットへと言葉をかけることさえなければ、ジェットに口を開く時間さえ与えずに殺す



ただの肉の塊がいくつも転がって異臭を放つ

あたしはジェットのポケットから携帯電話を取り、警察へと電話をかける



「こちら、警察です。どうなさいました?」


『.........助けて』


「何がありました?今の現状を教えてください!」



あたしは男の声でただ一言、苦しそうに言うと携帯電話をその場に置く




「もしもし?もしもし!!」



焦っている声が耳に届くと、あたしはこの場を出て行った


通話のままにしてあるから、すぐに場所は特定できるはずだ



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