零度の華 Ⅱ



もう、関わることも話すこともしたくない、目の前にいるレイラを刺した


目を開き驚くレイラは苦しみもがくことなく、深く深く永い眠りにつく

開いていた目を閉じさせる




殺すのは簡単だ

こうして、あたしは命を数えきれないほど奪ってきた

裏の世界で生きてきた人間が今更、何を望んで表の世界へ足を運ぶのか、その理由もそれを進める奴も理解できない




じゃあ、あたしは何の為にこの世界にいる?


この世界にいる理由は?


.........それすら分からない



気付けばこの世界に染まり陥り、この世界の空気を吸って息をしていた

ただ、自分の思うがままに生きているだけだった



それはイケないことなのだろうか?

何か間違っているのだろうか?



答えは返ってこない



『......頭、痛くなりそうだ』




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