零度の華 Ⅱ
あたしは考えることを止める
そして、レイラを寝室まで運んで寝かせる
布団を胸の辺りまで被せれば、死んでいるように寝ていると勘違いをしてもおかしくない
否、死んでいるんだがな
らしくないことを考えたせいか、自分がバカになったようだ
あたしは寝室を出て、レイラがいつも仕事で使っていたパソコンが何台も置かれている部屋に入り、あたしに関する情報がないかの確認、消去のついでに零(ゼロ)のカードを作成する
用意していたカードでもいいのだが、それでは物足りないと思った
いつものように真ん中に零(ゼロ)の文字を書かずに一言を真ん中へと書く
"It misled the person, there is a death only"
(惑わされた者には、死あるのみ)