零度の華 Ⅱ



レイラが表の世界へとあたしを勧めたのは、あたしのせいなのかもしれない......



最後に零(ゼロ)だということを示したら完成

印刷が完了すればレイラの側に添えて、あたしはその場を静かに後にした


誰かに見られたなんて気にせずに、ただただ歩き出す




適当に歩いていると、偶然にも鼠(マウス)に出会う



「ゲッ」



あからさまに嫌な顔をする



『酷いな』


「必要以上にお前と顔を合わせたくない」


『そんなに嫌いか?』


「嫌いだ」


『それは良かった』



嫌いと言われて、心から良かったと言うのはどこ探してもあたしぐらいだろうな


好かれるのは嫌いではない

寧ろ扱いやすいから好きな方だが、苦手だ


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