零度の華 Ⅱ


鷹見以外の幹部は全員3年だったから、留年さえしてなければ卒業している


族の方も卒業しているかまでは知らない

それに、今アイツ等に興味はない


全員が警察官になっていると言われたのなら、興味を持たないわけがないが、まず有り得ないだろう



梟に関しては、組の若頭だ

警察官になんざなりはしないだろう


それぞれが何をしているかなんて知ろうとも思っていない



それなのに、何故今、光華の奴等について思い出したのか分からない


その原因となるものは分からないまま、あたしは携帯電話を取りだし亜紀に電話を掛ける




「もしもし」


『今、パソコンを使っているか?』


「えぇ、貴女に言われて使えそうなものを探している途中です」


『丁度いい。今すぐ仁霧沙也加の居場所について調べてくれ。早急にな』


「分かりました。では、後程お電話いたします」



電話を切ってあたしがいる位置から半径5mの範囲にアパートかマンションがないか調べてみる


一軒家ではない、そう断言できるのは移動が不便であるから


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