零度の華 Ⅱ


『亜紀』


「何ですか?」


『鎖(チェーン)がSQUELETTE(スクレット)以外で関りを持っていた人物を知らないか?』


「私に聞かなくてもハッキングすればいいことでしょう?まさか、ハッキングできないということはないでしょうからね」



嫌味たっぷりな言葉に皮肉な笑みを見せる

あたしの手が止まり、亜紀に聞いたことでハッキングできないことだと確信して言っている

あたしはポケットに入れていたナイフと取り出し、亜紀の首元に切先を触れさせた



『質問にだけ答えろ。嫌味は後でも聞いてやるよ』


「嫌味を言ったつもりはないんですけどね」


『いいからさっさと答えろ』


「分かりました。だから、それを収めてください」



あたしはナイフをポケットにしまうと、亜紀は「そうですねぇ」と考え込む

これはすぐには出てきそうにないな




あたしも沙也加が他の誰かと関わっていたかと考えていたが、沙也加のもとに行くことが無かったので知る由もない


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