最初で最後の恋だから。ーセンセイー
「文化祭、楽しみだねっ。」
秋とは言ってもまだ暑い渡り廊下で紗智とランチタイムをしていた。
「うん。」
「お菓子の販売だって~。」
「部活はしばらくお菓子作りになりそうだね。」
「うん。」
「楽しみ~。」
「それはそうと紗智、進路希望調査出した?」
「うん。」
「どのクラスにしたの?」
『経理クラスにしたんだ。」
意外な返事にびっくりして聞き返した。
「どうして?」
「何回も伊藤と面談したんだけどね。
ゆずちゃんみたいに夢って見つからなかったの。
だったら進学しないで自分のスキル活かして働くのもアリかなって思って。」
「そうなんだ・・・。」
「ゆずちゃんは?」
「国際クラス。」
「進学クラスにしなかったの?」
「迷ったんだけどね。」
私は伊藤先生との会話を紗智に話した。
「ふうん。」
「伊藤ってゆずちゃんのこと、ちゃんと見てるね。」
「え?」
「だってそう思うよ??」
「・・・先生は教師だから。」
「そうかな~。」
「そうだよ。」
チャイムが鳴って私たちは教室へ向かった。
秋とは言ってもまだ暑い渡り廊下で紗智とランチタイムをしていた。
「うん。」
「お菓子の販売だって~。」
「部活はしばらくお菓子作りになりそうだね。」
「うん。」
「楽しみ~。」
「それはそうと紗智、進路希望調査出した?」
「うん。」
「どのクラスにしたの?」
『経理クラスにしたんだ。」
意外な返事にびっくりして聞き返した。
「どうして?」
「何回も伊藤と面談したんだけどね。
ゆずちゃんみたいに夢って見つからなかったの。
だったら進学しないで自分のスキル活かして働くのもアリかなって思って。」
「そうなんだ・・・。」
「ゆずちゃんは?」
「国際クラス。」
「進学クラスにしなかったの?」
「迷ったんだけどね。」
私は伊藤先生との会話を紗智に話した。
「ふうん。」
「伊藤ってゆずちゃんのこと、ちゃんと見てるね。」
「え?」
「だってそう思うよ??」
「・・・先生は教師だから。」
「そうかな~。」
「そうだよ。」
チャイムが鳴って私たちは教室へ向かった。