ENGAGE RING 〜狂気的なホテルオーナーと激甘な御曹司に愛されて〜
何の因果か、私はまたあの父に言われて高校時代、まだ小学生であった高宮家の嫡男の家庭教師をしていた。
高宮 暁人は、それはそれは絶世の美少年で、彼が笑うと美々しい白薔薇が私の画面一杯に咲き誇るのだ。
しかし正直勉学については何一つ教えるところなど無くーーむしろ私が教わる始末で、悩んだ末にピアノを教えることとなり、凄まじいスピードで上達していく彼を側で見守っていた。
そして学業面に関して神童とまで呼ばれていた彼は、小学校卒業後、西洋に旅立ってしまう。
『理恵さん、良い?
今はまだあなたの背丈すら越えられないけれど、いつか必ずあなたを越えて、プロポーズすると誓うよ』
最後に、私の唇に柔らかな口づけを落として、彼は日本を去ったのだーー今尚私は、子供の世迷い言だと思って気にも留めていないけれども。
まさかまだ覚えてくれているなんて、それだけでとても喜ばしいことだ。
暁人君。君は元気にしているの?
きっともう、私の想像もつかない境地にあなたは達しているのでしょう。
少し物寂しく思いながら、外に出かける準備を整える。
ドレスを新調しなければならない、それに髪型もセットしなければ。
恐らく今日の夜会は暁人くんの帰国後歓迎パーティー。
盛大な御祝いするためにも、何か豪勢なプレゼントを用意しないと。
ーー何が一番、喜ばれるのやら。
高宮 暁人は、それはそれは絶世の美少年で、彼が笑うと美々しい白薔薇が私の画面一杯に咲き誇るのだ。
しかし正直勉学については何一つ教えるところなど無くーーむしろ私が教わる始末で、悩んだ末にピアノを教えることとなり、凄まじいスピードで上達していく彼を側で見守っていた。
そして学業面に関して神童とまで呼ばれていた彼は、小学校卒業後、西洋に旅立ってしまう。
『理恵さん、良い?
今はまだあなたの背丈すら越えられないけれど、いつか必ずあなたを越えて、プロポーズすると誓うよ』
最後に、私の唇に柔らかな口づけを落として、彼は日本を去ったのだーー今尚私は、子供の世迷い言だと思って気にも留めていないけれども。
まさかまだ覚えてくれているなんて、それだけでとても喜ばしいことだ。
暁人君。君は元気にしているの?
きっともう、私の想像もつかない境地にあなたは達しているのでしょう。
少し物寂しく思いながら、外に出かける準備を整える。
ドレスを新調しなければならない、それに髪型もセットしなければ。
恐らく今日の夜会は暁人くんの帰国後歓迎パーティー。
盛大な御祝いするためにも、何か豪勢なプレゼントを用意しないと。
ーー何が一番、喜ばれるのやら。