午前0時のシンデレラ

「……俺の方こそ、もったいないぐらいだ」

彼女に返して、

「……綺麗だって言っただろ? どの女たちにも、見劣りなんてしてないよ」

頬にキスをするようにも話す。

「…あ、ありがとうございます……」

彼女がほんのりと染まる頬に手をあてる。

(俺だって、本気になれば彼女を落とすことぐらいは……)

ふとまたそう思って、握っている手をギュッとつかみ直した。

「…あら、京生じゃない?」

そこへ、グラスを持った女性が現れて、(ゲッ…)と思う。

「……どれくらいぶりかしらね?」

「ああ…もうずいぶんたつだろう……」

昔、付き合っていた女性だったーー。



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