〜超能力者の少女は暴走族のお姫様。〜
鍵が閉まってたらどうしよう、超能力で開けようかな。なんて思いながら屋上のドアを押すとサッと開いた。

鍵は閉まっていなかったようだ。

よかった。

美夜は屋上に入るとベンチに腰掛けた。


どうしよう…

これから…

なんか、もうやだ…

いっそうここから飛び降りようかな…

でも、死なないから飛び降りても意味ないか…


「どうかしましたの?お顔が暗いですわ…」


「…え」


顔を上げて声の主を確認する。

そして、美夜は一時停止した。


「どうしたのですか?」


天使のような声が響く。

だけど、美夜は一時停止したままだった。

声の主は困ったように眉を下げた。


「…わ…私は…どうしたら…いいの…」


ポツリと呟く。

そして、私は、今までのことを全て打ちあげた。

初めて会ったのに思いが次から次へと言葉になって出てきた。

秘密もなんなりと言葉にして出てきた。


天使のような声の主はそれを親身に涙まで流して聞いてくれた。

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