魅惑への助走
「明、……」
有無を言わさず、唇を塞ぐ。
腕を絡めて強く抱く。
……全て私のほうから。
上杉くんは私に身を任せているだけ。
だからもっと本気にさせたくて、ますます過激になってしまう。
「ま、まずいよこんな所で」
エスカレートする私を止めるのも上杉くん。
「嫌?」
「ていうか、こんな人通りのある場所じゃ」
「なら、またうち来る?」
「……」
「続きは私の部屋でする?」
「それなら。うん……。何とか」
「交渉成立」
気が変わらないうちに、上杉くんの手を引いて私の部屋へと急いだ。
明日は月曜日で私は仕事だけど、上杉くんはどうせ勉強しかすることがないと言うので。
有無を言わさず、唇を塞ぐ。
腕を絡めて強く抱く。
……全て私のほうから。
上杉くんは私に身を任せているだけ。
だからもっと本気にさせたくて、ますます過激になってしまう。
「ま、まずいよこんな所で」
エスカレートする私を止めるのも上杉くん。
「嫌?」
「ていうか、こんな人通りのある場所じゃ」
「なら、またうち来る?」
「……」
「続きは私の部屋でする?」
「それなら。うん……。何とか」
「交渉成立」
気が変わらないうちに、上杉くんの手を引いて私の部屋へと急いだ。
明日は月曜日で私は仕事だけど、上杉くんはどうせ勉強しかすることがないと言うので。