魅惑への助走
もう少し、ビルが見えやすい場所へと移動。
街路樹の陰に隠れながら、SWEET LOVEの入っているビルへの人の出入りを確認していた。
誰か知ってる人いないかな、などと。
時折、宅配便ぽい人の出入りが見受けられる。
もしかしたら他のオフィス宛かもしれないけれど。
そういえば以前最上階は葛城さんのオフィスだったけど、すでに転居済み。
その後どこか別の会社が入ったのかな。
ここからだと会社名一覧のあるプレートは見えない。
「……」
覗き込もうとした時、突然めまいを感じた。
快晴の真夏日に、しばらくの間直射日光を浴びながら立ち尽くしていたため、もう限界に達したのかもしれない。
このままだと立ちくらみの末に倒れてしまいそうな予感がしたので、そろそろ立ち去ろうとした時だった。
「明美……ちゃん?」
突然背後から女性の声がした。
驚いて振り返ると、そこにいたのは……。
「榊原先輩!」
私がSWEET LOVEに入社するきっかけを作ってくれた榊原先輩に、予期せぬ再会を果たしてしまった。
街路樹の陰に隠れながら、SWEET LOVEの入っているビルへの人の出入りを確認していた。
誰か知ってる人いないかな、などと。
時折、宅配便ぽい人の出入りが見受けられる。
もしかしたら他のオフィス宛かもしれないけれど。
そういえば以前最上階は葛城さんのオフィスだったけど、すでに転居済み。
その後どこか別の会社が入ったのかな。
ここからだと会社名一覧のあるプレートは見えない。
「……」
覗き込もうとした時、突然めまいを感じた。
快晴の真夏日に、しばらくの間直射日光を浴びながら立ち尽くしていたため、もう限界に達したのかもしれない。
このままだと立ちくらみの末に倒れてしまいそうな予感がしたので、そろそろ立ち去ろうとした時だった。
「明美……ちゃん?」
突然背後から女性の声がした。
驚いて振り返ると、そこにいたのは……。
「榊原先輩!」
私がSWEET LOVEに入社するきっかけを作ってくれた榊原先輩に、予期せぬ再会を果たしてしまった。