ドキッ!? 気になる彼と禁断×××生活!【強制完結】




「帰る」という単語。


一瞬で、現実が押し寄せた。


頭の上から冷水をかけられたように、体から熱が一目散に抜けていくのが分かる。


差し出された丈斗くんの手をつかめずに黙る。


私は、もう色恋に、はしゃげる状態じゃないんだ。


それは、生活が安定している人のものだ。

私には、すでに別世界のものだ。


下手に近づかない方がいい。

傷つかずに済む。








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