ドキッ!? 気になる彼と禁断×××生活!【強制完結】
ーーーーーー出ていかなかった。
丈斗くんは、あろうことか、何も言わず隣に座った。
意図は分からない。
いや、ほっとけないのだろう。
ほっといて、欲しいのに。
そうか。
そういえば、彼の中の私は、病人の設定だった。
「丈斗くん」
「どうかした?」
「あの、私、病気とかじゃないんで、めっちゃ元気なんで、ほっといてくれて構わないんで、むしろ、一人の気分なんで」
だから。
ひどいことを言おうとしている。
分かっている。これも、自分のせいだから。
罪も罰も、受け入れる。
口の中に、苦い味が広がる。
「だから、出ていってください」
私は、窓の外を見つめたまま吐き捨てる。