海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜
瑞穂にも梢にも黙っていたけれど、この頃3年生から今のような言い方をされる事が時々あった。


多分、相葉先生ファンの人達なのだろう。


“常に相葉先生の近くをチョロチョロしている、私の事が気にくわない”っていう気持ちが、嫌でも伝わってくる。


「そうなの。私、相葉先生の所に来すぎなのかな…。」


私はそんなに気が弱いわけじゃない。

むしろ気が強い方だろう。

だけどそれでも、言われるとグサッとくるというか…

ちょっとショックを受けるっていうのが、本音だった。


「きっと、さくは目立つんだね。」


腕組みをしながら瑞穂が言った。


そして、


「ま、とりあえず一緒に行こうか?」


そう言って瑞穂は軽く微笑み、パソコン教室を指差した。


「ごめんね、一緒に来てもらっていいかなぁ?」


何となくだけど、あんまり一人で行くのはマズイような気がして、私は瑞穂の申し出に甘える事にした。
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