To be alive again
彼は悠然とした笑みを浮かべてて、対照的に健介さんは微妙な困った顔をして言った。
「よくこんな性格悪いのと付き合おうと思ったね」
「…え…」
確かに彼はちょっとアレな性格をしているけど、あまりにも目の前でこういわれると肯定し難い。
答えに詰まった翠のかわりに、横から彼が口を挟む。
「そっくり返しますよ。
アレと結婚できる健さんを本気で尊敬します」
健介さんは苦笑いして言った。
「いや、お前よりは素直だぞ?あいつ」
「まじですか?
俺あんなにキツくないですよ?」
男二人で、なんだかよく判らないけど笑った後、健介さんは翠と彼を見比べて、少し優しげなまなざしをした。
「こいつ、性格はちょっと難有るけど、根はそんなに悪い奴じゃないから。
ここに連れて来たってことは君の事本気だから、愛想尽かさないでやってね」
「…はい」
…なんか、意外とバイトの先輩と仲良いのね。
この人、人間関係が大事な仕事してるくせに、人付き合い好きじゃなさそうなのに。
翠はそんなことを考えながら、温かいお茶を美味しくいただいた。