To be alive again
「先生…起きてるときにきいても全く意味わかんないんだけど」
「乗ってたのは宇宙船じゃなくタイムマシンかもな。
理論上はタイムマシンができるぞって昨夜話したから」
「え?そうなの?!」
「理論上、な。
超高速で移動すると、移動している物体と周囲とで時間の流れ方が変わる。
超高速で移動する乗り物に乗ると、乗り物の中より外の方が時間の流れが速くなる。
結果、乗っていた人と外での時間がずれることになる。
つまり、未来にいけるってことさ。
過去には行けないし、元の時間には戻れないけどな」
「えー…過去にいけないの?
過去に戻ってやり直したいのに」
むぅ、と不満げに翠は口を尖らせた。
真一郎はもうやり直さなくたって良いだろう?と思っていた。
お前、今俺と居んのになんか不満あるわけ?と言いたいのを我慢する。
「そういやお前さ、俺の授業きいてたことあんの?」
「…え?な…なんで?」
なんで?と言いながら翠の目が真一郎からそれる。
その反応はあまりにも、判り易過ぎた。