To be alive again
「ちゃんと貰ったのに」
そんな言葉と共に、意味深に身体に手を添わされて思わず彼を睨んでしまう。
翠としては誕生日プレゼントに捧げたつもりは全く無かったのだから。
「翠、昨夜からやらしい」
「やらしいのは先生でしょ?!」
「お前だろ。そりゃぁ、身体ももらったけど」
真一郎は翠の胸の真ん中をトンっと指差した。
「こっちだろ、大事なのは」
身体ではなく。
目に見えないけれど、もしもあるとしたらきっとそこにあると思うもの。
「俺と一緒に、生きていってくれるんだろ?」
「…うん」
初めて肌を重ねた事への恥ずかしさが勝ってしまっていたけれど、その日は確かに、これからの約束をした日でもあった。