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私は彼らの所へ走って向かう。

近づいてみたら、
正体は全員同じクラスの男子だった。



3人の真ん中に立ち、
ニコニコと笑顔で私を迎えてくれたのは、教室じゃ真ん中の前の席に座ってる
栗橋 一樹君だし、

その右横で黒縁メガネを掛けて、
気だるそうにパソコンを弄ってるのは、
廊下側の席の鷲宮 玲二君だし、


教室じゃ隣の席の久喜君が、
栗橋君の左側、
フェンスに寄っかかってスマホを弄ってた。


そこで私はようやく、
一つ理解したことがあった。


やっぱり、久喜君、
荒らし帝國の人だったんだ・・・

だからあんな態度を取ったのかな?

美緒や白岡さんがどうとか聞いたり、

今はメールを観るなって合図したり、

数学の授業で廊下側を睨んでたのは、鷲宮君だとしたら、

なんか納得だわ。


「やぁ、待ってたよ。
取り敢えず、こっち来て」

ニコリと栗橋君が、
私を目の前に案内する。

「初めまして、蒲須坂さん。
荒らし帝國のリーダー、
『マロン帝国』です。

今日、こうして蒲須坂さんを呼び出したのは、なんでか解る?」

栗橋君が、
笑顔を崩さずに聞いてくる。

「え?それは、
白岡さんたちに荒らし依頼をするかどうか・・・・・・なんでしないのかとか?」

うーん・・・・・・と、
栗橋君は少し表情を曇らせ、
首を傾げる。


「違うよ、
僕達は蒲須坂さんが荒らし依頼するとかしないとかは、
正直関係ないんだよ。

ただね、僕達は許せないんだよ。

白岡たちが」

先程まで笑顔だった栗橋君の顔が突然怖くなって、
私はビクッとする。
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