その王子様、結婚してるってよ!



「花咲ちゃん、山崎みたいなお局にならないでよ〜。」


「うるさいわね、田川。」


過去のことや、稜ちゃんのことを考えてると山崎先輩と田川先輩がまだやいのやいの言い合っていた。


「あら、もうこんな時間。
花咲さん、お昼はどうする?」


山崎先輩に言われ気づいたらお昼休みの時間になってた。


「私、お弁当があります。」


「そう、私は面倒だからコンビニ行ってくるわ。
どうせ社食は王子様の取り巻きでうるさいから。」


じゃあ、と席を立った山崎先輩は、お財布を片手にオフィスを出て行った。


私は庶務課の窓際にある休憩スペースのテーブルにお弁当を広げた。

そっか、今日は稜ちゃん社内にいるんだ。

私は極力お弁当を持参するが、稜ちゃんは忙しいから外で食べたり社食を利用する。


「おっ、花咲ちゃんのお弁当相変わらずすげえな。
色はないけど栄養はあるってやつだな。」


失礼な人だ、田川先輩。

また、女子力がないって言いたいのか?

女子力ってなに?

ニコニコしてなきゃ女子じゃないの?

メイクしてネイル綺麗じゃなきゃ女子じゃないの?



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