難攻不落な彼に口説かれたら
月のようにどこかミステリアスな彼。
授業中もぼんやり窓の外を見ていることが多かった。
そんな彼の後ろ姿がどこか寂しそうに見えて、心配でずっと目で追っていた気がする。
振られるのがわかってたから告白はしなかったけど、私は彼のことが好きだったんだ。
今となっては懐かしい思い出。
そして、十年ぶりの再会。
多分向こうは、私が高校の時の同級生とは気づいていないだろう。
覚えているかも怪しい。
それにしても片岡君が社長候補だなんて……。
社長の縁者なのだろうか?
「雪乃先輩、どうしたんですか?ボーッとして」
小野寺君が心配そうに私の顔を覗き込んでくる。
「あ……あのね、さっきエレベーターの中で今古賀さんと一緒にいる彼を見たから、ちょっと驚いただけ」
授業中もぼんやり窓の外を見ていることが多かった。
そんな彼の後ろ姿がどこか寂しそうに見えて、心配でずっと目で追っていた気がする。
振られるのがわかってたから告白はしなかったけど、私は彼のことが好きだったんだ。
今となっては懐かしい思い出。
そして、十年ぶりの再会。
多分向こうは、私が高校の時の同級生とは気づいていないだろう。
覚えているかも怪しい。
それにしても片岡君が社長候補だなんて……。
社長の縁者なのだろうか?
「雪乃先輩、どうしたんですか?ボーッとして」
小野寺君が心配そうに私の顔を覗き込んでくる。
「あ……あのね、さっきエレベーターの中で今古賀さんと一緒にいる彼を見たから、ちょっと驚いただけ」