Dance in the rain
あ……!
あたしはさぁって血の気が引くのを感じた。
そそ、そうだ。
モデルにとって、顔なんて商売道具だし。
その顔にケガさせちゃったなんて……損害賠償請求とか、そういうレベルだよね。
「ご、ごめんなさいっ……あの、えっと……ちち治療費はっ……」
パニックに陥っていると、ふわ。って、大きな手が、あたしの頬に触れた。
顔をあげると、翔也の目が、あたしをまっすぐ見つめてる。
うわ、やっぱり……かっこいいな……。
視線をはずせなくなって、見惚れていると。
翔也の端正な顔が、近づいてくる。
な、何……?
あたしは金縛りにあったみたいに動けない。
これって……まさか。
どきん……どきん。
甘い予感に、鼓動が早くなる。
まさか……翔也……?
唇が……触れ……