Dance in the rain
「……りん、花梨!」
ハッとして、振り仰いだ。
「ご……っごめん。なんだった?」
翔也の探るような視線とぶつかった。
「お前って……もしかしてダンスやってたのか?」
ぎくりと身体が強張る。
「え……と、なんで?」
「すっげぇ真剣に見てただろ、あいつら」
そう言って、3人の方を目で示した。
「それに……」
「それに?」
「ずっと思ってたんだよな。お前、歩く時足音立てねえだろ。すり足っぽくなるから。妹がさ、昔バレエやってて、同じような歩き方してた」
歩き方? そんなこと……全然考えたことなかったな。
「バレエやってたのはね、小学4年の時までなんだ」
あたしはごく自然に、話し始めていた。
「それからヒップホップとジャズダンスもやって……たどり着いたのが、コンテンポラリーダンス」
「コンテンポラリー?」