Dance in the rain
◇◇◇◇
「ぶぁあっはははっははっは……はははは……腹、ハラ、いてえっ……!」
部屋に帰りつくなり、あたしを放り出して。
翔也はリビングのローテーブルをバンバン叩きながら、爆笑し始めた。
こいつ……どっか、壊れたんじゃ。
「く、くくくるしいっ……こんなに笑ったの、何年振りだ? お前、ほんとにウケる。一体どこをどうしたら、オレが純と、とかそういう結論に結びつくんだ? あ〜マジ、腹いてえ。お前が腐女子だとは思わなかった」
「……は?」
フジョシ? 婦女子?
なんなの、イキナリその時代錯誤なワードは。
あたしが女子以外の何に見えるっていうのよ?
「失礼ね、バリバリ婦女子ですけど?」
あたしが言うと、またまた翔也が体を二つ折りにして爆笑した。
「くくくくくっ……ダメだ、リアルに笑い死ぬかもしれない」
「何よぉ、そんなに笑うことないでしょ! あたしは真剣に翔也の恋を応援しようと思ってるのにっ!」
「オレの、オレの恋っ……!」
痙攣しながら笑いもだえるイケメン。
それはそれで結構見ごたえあるけど。
あたしは何が何やら……唖然とするばかり。
「もしかして……違うの?」