溺愛ペット契約~御曹司の甘いしつけ~


「ゴメンゴメン。っていうか、稀華ちゃんは本当にその甲斐ってひとのことが好きなんだね。まぁ、こればっかりは仕方ないか、とも思うけど……その人に、変な風にカラダを許しちゃうのだけはダメだからね? 稀華ちゃんが傷つくだけだから」

「……はい」


その場では素直に頷いたけれど、本当にそういう状況になった時、私はちゃんと断れるのか、全く自信がなかった。

もちろん、蓮人にそんな気はないだろうというのはわかっているから、心配するだけ無駄な事だけど……。





美鈴さんと別れてマンションに戻った私は、フラフラの足取りでリビングのソファに倒れ込み、目を閉じた。どうやらお酒を飲み過ぎたらしく、頭が重くてズキズキ痛い。

うー……調子に乗って飲み過ぎた。日本酒って後からくるんだよね。明日が休みでよかったな……。

そんなことを考えている間にウトウトしてきて、シャワーも浴びていないのに眠りこけてしまった。

疲労+アルコールの効果で放っておいたら朝まで寝ていたと思うけど、夢と現実の狭間で大好きな人の声がした気がして、私はうっすらまぶたを開ける。


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