嘘つきな恋人
映画は派手なアクションの映画だったけど、

大きな画面と大音量が久しぶりで、

少し恋愛の要素もあって、わかりやすく、楽しく過ごした。

三島先生は終わって、明るくなると、

「ああ、スッキリした。」と私に微笑みかけ、

「わかりやすい派手なアクションは何も考えないで良くてスッキリするんだ。
付き合ってくれてありがとう。
この後は女の子が好きなショッピングに付き合うよ。」

と言って、私の手を取って歩き出す。

「映画楽しかったです。」

「そう。良かった。
また来よう。先ずはお茶?」

と楽しそうに聞くので、私は頷く、

「パンケーキとアイスクリームどっちにする?」

「アイス食べたい。」と言うと、

「ちゃんとリサーチしてきた。フローズンヨーグルトのお店は?」

「美味しそう。」

「ここのショッピングモールの1階にあるよ。」

とエスカレーターに並んで乗った。

今日のために調べてくれたのかな…と嬉しくて笑顔になった。

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