わたし、結婚するんですか?
「いたたた。
 すみませんー。

 誤摩化せばよかったですね」

「いや、いい……。
 どうせ、誤摩化せなかったろう」

 ぽんぽん、とまるで罪人の肩を叩く刑事のような感じで、遥久は設計士の肩を叩いていた。

 な、なんなんだ、と思いながら、眺めていたが、席に戻った二人は、普通に家の話が始める。

 此処まで設計に参加した覚えはないのだが、確かに、家は自分の理想通りに出来上がりつつあるようだ。

 そう思いながら、洸は二人の話を聞きつつ、その図面を眺めていた。











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