春色のletter
(私、なんでこんなにドキドキしているんだろう?)


純粋に、そう思った。


まだ彼の名前もどんな人かも知らないのに。


(あ、さっきの人が「柴田」って呼んでた)


そのことを思い出して、少しうれしかった。


(でも、背が低いよ)


(うるさい!まだそんなんじゃない)


(じゃあ、なに?)


(知らないわよ!)


心の中でもう一人の自分と言い合った。


本当に、なんで気になってるのだろう?


その時は、何で彼を気にしているのかわからなかった。
< 118 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop