春色のletter
二人で道具を片付け始めた時、ハルの手が、私の手に触れてドキッとした。


私は、高鳴る心臓の鼓動がハルに聞こえるんじゃないかと、さらにドキドキとしていた。


「じゃあ、いいか?」


ハルが明かりのスイッチに手を掛けながらこっちを見た。


私は、何も見ていない視線で室内を見回した。


「はい」


そして虚ろに答えた。
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