春色のletter
美沙ちゃんの部屋は、きれいに片付いていて、子供部屋とは思えなかった。
「美沙ちゃん、お片付け好きなの?」
「ううん。ママがかたづけてくれるよ」
「そっか」
まだ、4つだもんね。
「ねえ、よりこねえちゃん」
「ん?なに?」
「よりこねえちゃんは、ようちえんにいった?」
「幼稚園?うん、行ったよ」
「すきなおとこのことか、いた?」
「うん、いたよ。美沙ちゃんはいるの?」
「わたしは、べつにいないんだけど、サトシくんがわたしのことすきみたいなの」
「そ、そうなんだ…サトシ君ってかっこいい?」
「うん。うちのようちえんでは、かっこいいほうかな」
「へえ~」
しばらく美沙ちゃんの幼稚園の話で盛り上がっていたが、沙也さんが呼びに来た。