春色のletter
3月の始め、気持ちの良い天気の日。


私は絵里に付き合って、市立大学の合格発表を見に来ていた。


「211、211…」


絵里が掲示板を探していた。


私は自分では探さずに、絵里を見つめていた。


「あった!!」


絵里が掲示板の一部を見ながら叫んだ。


「ほんと?」


「夜梨~!あったよ~!」


くるっと振り向いて、絵里が飛びついてきた。


ちょっと下の方から、絵里のきらきらした眼差しが私を見つめていた。
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